太陽光発電投資とそのほかの投資との相性は?

今回は2種類の投資によって収益を得られる仕組みと、その差についてご紹介します。さらに投資の型や収益のタイプといった観点から、投資資産を分類し、太陽光発電投資の特徴と他の投資との相性の良さをご紹介していきます。

「投資=ビジネス?」 2つの形の違いは

今ある様々な投資の仕組みは大きく2つに分けられることをご存知でしょうか。

1つはフロー型投資といって、1度の取引にしたがって一定の収益を得られる投資です。
「flow=流れ」という意味からもわかるようにお金を支払ってくれるお客様との取引によってその都度利益が生じます。単発的に収益を上げるものとも言えます。

もう1つはストック型投資といい、保有しているだけで継続的に収益を得られる投資です。
「stock=蓄える」という言葉通り契約や会員の獲得により継続的に利益が生じる仕組みのことを指します。
継続的に収益を上げる投資ということになります。

フロー型投資とストック型投資 それぞれ生まれる収益の違いは

この2つの投資の形によって、収益のタイプも異なるのをご存知でしょうか。

フロー型投資のように保有している資産を売却することによって得られる売買差益をキャピタルゲインといい、ストック型投資で得られるような資産を保有していることによって得られる収益をインカムゲインといいます。

キャピタルゲインを狙える資産の例として、株式・債券などの有価証券や不動産、絵画などがあげられます。
一方インカムゲインを得られる資産には株式の配当金、賃貸物件や太陽光発電所の運用などがあたります。

キャピタルゲインとインカムゲインの
メリット・デメリット

キャピタルゲインは株価などその資産の価格が値上がりすることによって大きな値幅で利益を得られる点が一番の特徴でありメリットでもあります。しかしその一方で購入当時の価格と比べて大きく下落する可能性もあるため、多大な損失を被るリスクがあるのも事実です。

一方インカムゲインの例でいうと、配当金の場合株価の数パーセント程度がデメリットですが、マイナスになることはごく稀です。未来の収益が予想しやすく、失敗するリスクが低い点にメリットがあると言えます。

インカムゲインが狙える
「不動産」と「太陽光」の比較

先ほどインカムゲインの例として株式の配当金や不動産・太陽光発電所の運用をあげましたが、実はその中でも得られる収益の安定性は資産によって異なります。というわけでよく比較対象とされる不動産投資と太陽光投資の違いを取り上げます。

①金利について

まず一つ目の違いとして、融資を受ける際の金利や期間が挙げられます。

不動産投資の場合、融資は変動金利で融資期間も20、30、35年と長いため将来の資産運用においてリスクとなる可能性があります。しかし太陽光のローンは最長15年(場合によっては20年)の長期返済が可能、金利も固定です。

なぜなら金融機関側も、以前と異なり太陽光発電はローンの滞納リスクが低く他の融資と比べて信頼できる事業だと考えているためです。売電収入が順調であれば、太陽光発電用ローン(ソーラーローン)の月々の支払いもそれほど苦しくなく行えるでしょう。

②利潤を生む仕組みについて

不動産投資でインカムゲインを得る場合、その収入源は毎月支払われる家賃になります。ということは継続した収入のためには、所有するアパートやマンションに継続して人が住み続けなければなりません。そのためインカムゲインとは言いつつも空室率を気にしなければならず不動産を所有さえしていれば安心と一概には言えません。

一方太陽光は、はじめに土地の面積・地盤・日照時間などを確認し、条件をクリアしていれば安定的に収入を得ることができます。太陽という安定した資源により運用前からどのくらいの発電が可能なのか、かなり具体的に試算することができるため、収益が予想を大きく下回るといった危険性はまずないと言えます。

③さらなる収益を狙えるか

最後に、資産を売却できるかどうかという点で比較します。不動産を所有している場合は、土地や建物の価値が高ければ、売却時に大きなキャピタルゲインを得ることができます。

一方太陽光発電投資の場合は、固定価格買取制度が終わった20年を過ぎた後の中古物件がまだ存在していないこともあり明確になっていないのが実情です。ただ太陽光発電に使用するパネルは耐用年数が25年〜30年程度であるため、20年経過した卒FITの太陽光発電所もまだまだ発電可能です。

「RE100(Renewable Energy 100persent)」を目指しFITに依存していない企業や、あるいは卒FITの発電所を持つ投資家の方に向けて再生可能エネルギー発電所から電力を買い取り、買い取った電気を法人様へ供給する新サービスが生まれようとしています。

固定価格買取制度(FIT)が終了した投資用太陽光発電施設に関しては、詳しくはこちらの記事をご参照ください。

【プロの視点】第9回『投資用太陽光のFIT価格14円へ』〜20年後の出口戦略について

「太陽光」は他の投資と相性が良い

様々なビジネスの形式や収益のタイプについて見ていきましたが、一口に「投資」と言っても本当に多くの方法があり、その中で自分の資産をうまく運用していくためには様々なリスク回避が必要です。

太陽光発電投資は、その安定性が大きな魅力の1つです。この特徴を生かせば資産運用するにあたって発生する様々なリスクに対応しカバーする役割を持たせることもできます。今回はその一部をご紹介します。

1つの投資に頼りすぎず複数の収入源を持つ

「卵は1つのカゴに盛るな」という言葉のとおり、1つの収入源に固執してしまうと失敗した時により大きな損失を生んでしまいます。したがって賃料収入や売電収入、給与所得に配当など様々な方法で収益を得られる方がリスク回避に繋がります。

投資対象を多様化させる「分散投資」を実現できれば、仮にどれか1つで失敗した場合にも他の投資から得られる利益でカバーできる可能性があるからです。

太陽光投資は安定した収入を得られる確実な方法であるため、現在1つの商品だけで投資を行なっている方にはぜひ分散投資の選択肢として太陽光発電投資をお勧めいたします。

インカムゲインで資産のベース作り

株式の取引などキャピタルゲインはうまくいくと莫大な資金を手にすることができる一方、失敗すると大きな損失(キャピタルロス)を生むリスクがあります。勝負に出るにはまず地盤を固めることが大事です。したがってまずは定期的に手に入るインカムゲインで自分の資産にベースを作り、安定した状況の中でキャピタルゲインを狙うという方法が賢い資産運用の一つかもしれません。

太陽光発電投資はかなり安定したインカムゲインを手に入れることができるので、今後キャピタルゲインで大きな利益を目指したいという投資家の方にとってもその地盤作りに最適であると言えます。

編集後記

今回はキャピタルゲインとインカムゲインについてご紹介し、太陽光発電投資の安定性がインカムゲインとして非常に適していることをお伝えしました。この特徴により太陽光発電投資はキャピタルゲインを狙った他の投資との相性も良く、実際に太陽光投資を始める方の中にはすでに他の投資を実施していた方も多くいらっしゃいます。

これまで太陽光発電以外の投資を行ってきた方も、この機会にぜひ興味を持っていただけたら嬉しいです。

あなたにオススメの記事