太陽光発電投資販売会社の選び方

「太陽光投資は詐欺?嘘くさい?失敗して後悔しないために押さえておきたい大事なポイント」でお伝えした通り、しっかりとした販売会社を選ばないと大損をすることがあります。
投資をする上で大切なことは「損をしないこと」です。投資の神様ウォーレン・バフェットの格言にもあります。損をしないためにも、リスクは極力ヘッジしておくことが肝要です。
そこで今回は、トラブルになることもある販売会社を選ぶ際に重要なポイントをご紹介します。
会社の規模で測る
帝国データバンク調べによると2018年度の太陽光関連業者の倒産件数は96件で、過去最多となりました。投資をするためには会社の精査が重要だと考えるべき数字です。
太陽光発電投資に関する個人相談の利用やセミナーに参加する時、会社に訪問する機会があります。会社の規模が実際に確認できるので、一度見に行くことをお勧めします。
また、ウェブサイトなどで会社の設立時期や、太陽光以外の事業を展開しているかなどで計測することも有効です。太陽光発電投資以外に事業展開をしていれば、倒産や会社規模縮小の危険性が低く、社歴がながければ安定していると判断できます。
信用調査会社で調べる
対象の会社のウェブサイトなどで確認しても、それがすべてではありません。より正確な信用情報を調べるには、専門の会社が発行するデータを頼ります。
会社の企業情報を個人で調べることは可能です。日本の信用調査会社は帝国データバンクと東京商工リサーチが二大調査会社ですが、個人で利用可能なのは帝国データバンクのみで閲覧できる情報も限られます。
しかし、それらの正確な調査情報を「@niftyビジネス」や「ジー・サーチデータベース」を経由することで閲覧できます。1企業情報あたり1,500円程度で入手することが可能です。
営業マンの対応から見極める
営業マンの対応からも販売会社の見極めができます。基本的な身だしなみや口調・態度は社風も反映されますから注視するのはもちろんですが、ここでは太陽光にかかわるポイントを確認しましょう。
①価格に関する詳細説明がない
価格の説明については、メインの料金には含まれないけれど必要なものを明示されているかを確認します。土地に関する費用、発電所にかかわる部材費用など、追々予想外の経費が発生することが考えられます。入念に確認が必要です。
②デメリットとヘッジの方法が説明されない
太陽光発電投資全体のデメリットと、それぞれ個別の物件に対するデメリットの説明があるか確認します。
そのデメリットに対し保険商品や対応方法など、丁寧に説明されるかで見極めましょう。とくにメンテナンスに関しては改正FIT法で義務付けられていますので精査が必要です。
③シミュレーションの説明があいまい
シミュレーションについては、なにを含まずに計算しているかが大切なポイントです。これは表面利回りの計算を大きく左右します。太陽光投資についてかかる費用について準備してから取引に臨むだけでもリスクを大きく減らすことができます。
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