【第6回】投資家様インタビュー『太陽光投資は資産運用のリスクヘッジにもなる』

メディオテックから投資物件をご購入いただいた投資家様に話をお伺いする企画。
第6回目はサラリーマン投資家のM.S.さんにご登場いただきます。不動産投資を行なっていたM.S.さんがなぜ太陽光投資を始めたのか、またかつて太陽光投資を始めようとした際に経験した苦い体験など様々なお話をお伺いすることができました。
目次
プロフィール
サラリーマン投資家 M.S.さん
聡明でロジカルな語り口が好印象なサラリーマン。欧州で太陽光投資がスタートした時点から投資を考えていたが、日本ではなかなかタイミングが合わなかったため、都市部メインの不動産投資を行なっていた。
そののち資産運用について改めて考え、自身の投資ポートフォリオに太陽光投資を組み込みたいと思いメディオテックにて購入。現在中部地方に3基所有し運用中。

資産を運用するにあたり「やっぱり太陽光投資をやりたい
Q:M.S.さんは日本が導入する前からFITのことをご存知だったそうですね?
そのあと2012年に日本でも太陽光投資が始まり、その頃から自分もやりたいなと思っていました。そのため四国地方など様々な土地を探し回っていましたが、当時は融資商品がなかったために融資をつけられなかったんです。土地も業者さんもいるのに融資がつかない。それで当時は断念しました。
M.S.さん
Q:太陽光投資のチャンスを断たれてしまったんですね…
M.S.さん
Q:メディオテックを知ったきっかけはWEBで調べていたときですか?
M.S.さん
Q:現在はその三重県の物件以外にも保有されていますか?
M.S.さん
Q:物件ごとのパネル容量をお聞かせください
M.S.さん
Q:全て中部地方にありますが、これにはなにか理由があるんでしょうか?
M.S.さん
「リスクが限定されていること」が太陽光投資の魅力
Q:投資的観点でいうと太陽光のどこが魅力でしたか?
あとはNEDO(編注1)がずっと日射量の統計を測っているので、太陽が実際にどれだけ当たっているかの実測データがあります。
また20年間売電が確約されていることも挙げられますね。これは法律で守られているので、ある意味国債を買うようなものだと思っています。このように割り切って考えると、リスクは限定されているなと判断できたことが投資的観点でいう太陽光投資の魅力です。
M.S.さん
(編注1)NEDOとは国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構の略称
さらに現在FITが終わったあとも電気を売買するマーケットが生まれつつあり、今後もエネルギーの価値は0にはならないだろうと考えています。そういう意味では中長期的観点で「エネルギー=キャッシュ」という風に考えていました。
M.S.さん
M.S.さん
Q:不動産投資は現在もされていますか?
かたや太陽光に関しては、人口が減っても電気のニーズは絶対あるものだと思うので将来も安心です。分散投資という意味でも都内だけではなく地方にも太陽光発電所という資産を持っておくことがリスクヘッジになっていると思っています。
M.S.さん
Q:20年のFIT運用以降もエネルギーの取引がビジネスとして成立することはほぼ確定ですが、「どのくらいの売電単価ならいいな」というお考えはありますか
9円くらいで維持していければ、僕としては御の字かな。なぜならもう借金もない状態で売電単価が半額あれば、1基あたり年間100万円、毎月10万円くらいは売電として稼働してくれるわけですから。
M.S.さん
Q:1基目購入時、タイナビセミナーと資産運用EXPOの話がありましたが、何社か比較検討はされましたか?
M.S.さん
「太陽光投資業界の若さ」と取引するときの重要ポイント
Q:騙されたお話、具体的にお伺いしてもよろしいですか?
この時のことは今でも覚えていますね。ネット掲示板などを見ると他にも同じような人たちがいて、唯一完工していた12基はセーフでそれ以外の人はアウトという感じでした。
M.S.さん
Q:かなりの人が被害に遭われたようですね…
それを経験して思ったのは、不動産は長い歴史を持ち色々な問題もある中で仕組み化されてきましたが、太陽光はまだ若い業界で騙そうと思っていなくても途中で会社がなくなってしまうなどの課題があったので参入してみてなかなか難しいなぁと思ったのが正直なところです。
そんななかでもメディオテックは業界随一のポジションだったので与信力と言いますか、取引するうえで安心感は非常にありました。その失敗を経てからの取引だったので、始めの三重県西部の物件を買うときも、相見積りして他と検討しながらっていうことはしなかったです。
M.S.さん
Q:三重県西部の物件を決められたときは、どういう点を重視されていましたか?
1つ目は土地が賃貸ではなく所有権だということです。FITで売電が終わった20年目以降も発電してくれれば、新たな取引により資産になると考えました。そうなると賃貸だと継続できるか不透明なので、所有権で依頼しました。
2つ目はシステムの構成です。どこのブランドでどんなものかというのは気になりました。最近ではまた変わりつつありますが、できるだけ国産。最近はもう少し広がって中国のTier 1製(編注2)ならOKかなという印象です。
3つ目は、先程も話に出ましたが中部電力管内だから。日射量とどの電力会社かという場所で選びました。
M.S.さん
(編注2)Tier1(ティアワン)とは品質保証会社が認定する太陽光モジュールの信頼度において、最も信頼されている指標。中国のTier1企業にはJinko solar、Yingli solar、Trina solarなどがある。
Q:3基とも買われる前に物件を見られましたか?
M.S.さん
Q:現場の物件を見ている時に気をつけている点はどういうところですか?
また三重県西部の物件がそうなのですが、となりが生い茂った森だと、カラスがいたずらで石を落としてパネルが割れたり糞害が考えられます。なのでできるだけ森ではないところがいいですね。そういった意味で三重県東部と愛知の物件は文句ナシです。
M.S.さん
M.S.さん
Q:購入後の様子は見に行かれているんですか?
M.S.さん
Q:メンテナンスの部分はすべて業者さんにお任せされているんですね?
M.S.さん
Q:では運用されていてメンテナンス以外で気にされていることはありますか?
もうひとつは三重県西部の物件でパワコンにトラブルがあって、ブレーカーが落ちていたということがありました。結果的にはパワコンを交換してもらってから問題はないですが、そういったこともありますね。
M.S.さん
リスクやリターンをの分析から、太陽光投資を「やらない理由がない」
Q:ではほぼ毎日、遠隔で売電量のチェックをしているんですね。
M.S.さん
Q:3月は今日まで(※収録日は2019年3月27日)でどんな感じでしょうか。想像よりも良いですか?
M.S.さん
Q:これからどのぐらい太陽光を増やしていきたいですか?
M.S.さん
Q:太陽光を運用していない方、例えば不動産投資家さんや株式投資家さんに対してなにかメッセージはありますか?
ただそんな中で太陽光をやらない理由がないと言ったのはなぜかというと、1つはこれまで取ってきた精密なデータによって、日射量はある程度見込めるということです。2つ目は日本の法律に基づいて売電価格が安定していること。3つ目はちゃんと施工して引き渡しもしてくれるような大手の会社で、メンテナンスも面倒をみてくれる安心感があるところを選ぶことで自分自身の手間がかからないことですね。
M.S.さん
僕の場合は不動産投資の収入があるので極論(ローン期間の)15年間はトントンでもいいと思っていました。それは残り5年フルに売電収入をエンジョイできて、かつ、20年過ぎた後もある程度の収入が見込めるかなと考えたからです。幾らかはわからないですけど、電力市場は整いつつありますので、20年以降もボーナスとしてさらに考えることができます。資産運用は中長期的に考えていくべきだと僕は思うので、太陽光は非常にいいのではないかと思います。
加えて不動産投資の場合、融資は変動金利です。しかも20年・30年・35年と融資期間を引っ張るので将来リスクになります。しかし太陽光のローンは15年で固定金利で世の中の金融が変化しても一定なので、金利リスクもありません。また日射量の安定的データをもとに売電収入もある程度計算できます。そのかわりに資産性がないというデメリットもあるけど、キャッシュフローの観点でみれば、リスクが少ないというのもおすすめできるポイントだと思います。
M.S.さん
Q:M.S.さんは、不動産投資と太陽光投資を悩んでいる人がいたらどちらを勧めますか?
キャピタルゲイン狙いで不動産か株式を持ち、一方では安定的なインカムゲインの太陽光で自分の生活にベースを作ることができます。安定していなければ勝負にも出られませんよね。そういった意味でも安定的なインカムは非常に重要だなと考えています。
M.S.さん
Q:最後に、現時点で太陽光の満足度はどのくらいですか?
M.S.さん
―――ほかのみなさんにも参考になるお話がたくさんありました。本日は非常に有意義なお話をありがとうございました。
編集後記
今回M.S.さんには太陽光投資だけでなく、ストック型投資の向き合い方やポートフォリオのあるべき姿も明瞭にお話いただきました。
都市部メインでキャピタルゲインを狙った不動産投資に、インカムゲインとして地方に拠点を置く太陽光発電投資を導入することでリスクヘッジを図れるということなど、今太陽光発電投資をしていない方にとっても、非常に有益な情報をお届けできたと思います。
M.S.さんご協力本当にありがとうございました!
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